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第二十七回全国県代表協議会での神崎代表のあいさつ

全国の県代表、幹事長の皆様、そして衆参国会議員の皆様。連日、党勢拡大へ懸命な活動を展開して頂いていることに対し、心から、感謝と御礼を申し上げます。皆さん、本当に有難うございます。
【第六回党全国大会】
公明党は、今月三十日、第六回党全国大会を開催致します。大会の意義は、具体的には次の三点に集約されます。第一に、連立政権七年の総括と今後の基本的路線を明確にする党大会。第二に、党代表ならびに党役員を選出する党大会。第三に、過去の汚(けが)れた膿を出し切り、全議員が立党の精神に立ち返り、清新な息吹で明年の政治決戦へ出発する党大会――ということであります。
また今年は、一九五六年(昭和三十一年)七月の第四回参議院選挙で三人の公明系無所属候補が当選し、国政へ初進出を果たしてから五十年の節目の年に当たります。その意味で、今回の大会は、半世紀にわたる党の歴史を踏まえ、「次の五十年」に向けて新出発する意義深い大会でもあります。
従って、いくつもの意義を持つ党大会を、私は、ぜひとも大成功させたいと深く決意しております。お集まりの皆様、そして関係者の皆様のご協力を、どうか、よろしくお願い申し上げます。
本日は、執行部として決定した運動方針案、重点政策案などの党大会提出議案について、皆様にご説明させていただくことになっております。何卒よろしくお願い申し上げます。
【党代表選挙への対応】
さて、今度の党大会は、党代表を選出する重要な大会であります。
振り返ってみますと、私は、公明党が再結成された一九九八年から今日まで四期八年、党代表の重責を務めさせて頂きました。この間、五度の国政選挙、二度の都議会議員選挙、二度の統一地方選挙で指揮をとらせて頂きました。また、激動の内外情勢にも、公明党の旗を高く掲げて対応してまいりました。
順風万帆の時ばかりではなく、大逆風の時もありました。幾度かは、苦渋の選択をせざるをえず、本当に、悩み苦しんだこともありました。しかし、どんなに苦しい時でも、執行部・議員の皆様、党員・支持者の皆様、そして全国の創価学会員の皆様、関係者の皆様が「ガンバレ」と、渾身の力で私を支えてくださいました。
どれだけ多くの皆様に支えられているか――。ただただ感謝の思いで、自身を奮い立たせて、今日までやってまいりました。おかげさまで、なんとか任をまっとうすることができ、公明党も今や、名実ともに、日本の政治に責任を担う第三党として発展を遂げることができました。
代表の任期は二年であり、私の任期は、今月三十日で終えることになっております。今般私は、自身の進退について熟慮に熟慮を重ねました。
遡(さかのぼ)ること七年前、私は、日本発の金融恐慌が現実のものとなりかねない危機的状況の中、政治の安定と改革のリーダーシップをめざし、「連立政権参加」を決断しました。以来、構造改革は着実に前進。日本経済は危機を脱し、景気もようやく回復軌道に乗せることができました。改革も、もはや後戻りすることはない所まできています。その意味で、連立参加の所期の目的はほぼ達成できた、と考えます。
どんな組織にあっても、常に新陳代謝をしていかなければ、組織自体が伸びません。公明党には、次代の党を担う力ある人材がたくさん育ちました。その意味でも、今後の党運営については、是非とも新しい方々にお任せをしたい。このような思いをもって、自身の進退について総合的に判断した結果、最終的に私は、二十六日に告示される代表選挙には立候補をしないことを決断致しました。
八年もの長きにわたり、未熟な私に対し、誠意の限りを尽くして支えて頂いた皆様、不眠不休の活躍によってご支援をして下さった皆様に対し、私は万感の思いをこめて、心からの感謝と御礼を申し上げたいと存じます。皆さん、本当にありがとうございました。
残された任期の最後の最後まで、私は、国民の皆様、支持者の皆様のご期待に応える戦いをしてまいります。よろしくお願い申し上げます。
【政治課題への対応】
来週二十日、自民党では新総裁が決まります。どなたが選ばれるかはともかく、二十六日召集とも言われる臨時国会では、新しい総理が誕生し、新内閣が発足します。
今度の国会は、わが党だけではなく自民党も民主党も新体制になって最初の国会となります。来年の政治決戦をにらみ、与野党の攻防はこれまでにも増して激しくなることは間違いありません。公明党にとっても、新体制の緒戦となる正念場の国会であり、一致結束して対応していかなければならないと思います。
発足する新政権については、自民、公明の与党両党がしっかり協力して支え、一にも二にも国民の期待に応える政局運営をしていく必要があります。
当面の課題として新政権には、経済・財政の一体改革の推進や教育改革、抜本的な少子対策、格差是正、安全・安心の社会づくり、アジア外交など、喫緊の課題への対応があります。こうした問題に真剣に取り組むことにより、国民の期待に沿う内閣になると確信します。
自民党の新総裁が決まれば、公明党に対して政権協議の呼びかけがあると思います。その折りには、今申し上げた課題について、ぜひ公明党の考えを政権合意事項に盛り込めるように対処してまいりたいと思います。
【新執行部への期待、自身の決意】
この夏、公明党は、全国十二カ所で列島縦断フォーラムを開催し、地域の方々、各種団体や自治体の首長の皆様方らと意見交換をしました。その中では、「景気は回復軌道に乗ったとはいえ、中小零細企業や地方はまだまだ厳しい」という切実な声が数多く寄せられました。改革の影響を直接受ける弱い方への配慮をすることや、景気回復の足取りをより確かなものにし、その恩恵を全国に行き渡らせることは、私たち公明党の使命であると思います。
また、人口減少社会に対応した社会保障制度の構築や地方再生、さらには個性を伸ばす教育改革など、二十一世紀にふさわしいインフラの整備は今後の日本の大きな課題になっています。
その意味で、公明党の「大衆とともに」の立党精神に立脚した「人間主義の政治」、「庶民の目線に立った政治」、地域の声に耳を傾ける「現場第一主義の政治」が、今ほど求められているときはありません。党の新代表には、こうした公明党らしさを大いに発揮して、国民の期待にこたえていく闘いをお願いしたいと思います。
特に、私が強調したいのは、党の歴史において、公明党議員としての自覚と使命を忘れ、カネや名誉欲におぼれ、支持者の期待を裏切った政治家がいたことを徹底的に総括しない限り、「新しい公明党」の出発はできないとの一点です。私は、昨年来、それが次の代に党を引き継ぐ私自身の責任であると強く決意してきました。二度と再び、腐敗堕落した議員は出さないとの決意のもと、新代表を中心に、立党精神あふれる強固な党を再構築してまいりたい。
来年は、一大政治決戦の年であります。党の命運をかけたこの決戦、断じて勝利しなければなりません。私も新代表を支え、皆さんとともに、勝利をめざし、一兵卒となって全力で戦ってまいります。
新しい公明党の建設、そして来年の政治決戦の勝利をめざし、全党一丸となって戦ってまいりましょう。
皆さん、本当に、ありがとうございました。
以 上
平成十八年九月十六日 党本部にて
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